第1代 パスカル・マルソー Pascal Marsault
略歴
任期:1998年9月~1999年8月
フランス出身。トゥール大学で音楽学を、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院(ジャック・ヴァン・オールトメルセンに師事)およびパリ国立高等音楽院で音楽を学ぶ。パリではオルガンをマリー=クレール・アランに学び、その後、ミシェル・ブヴァール、オリヴィエ・ラトリーに師事。2000年にオルガン解釈で修士号を取得する。
フランスへ帰国後は、サンタンヌ・ドーレイ大聖堂およびサンタンヌ・ドーレイの宗教音楽センター(ブルターニュ)の専属オルガニスト、パリの聖イグナチオ教会のオルガニストに就任。パリ国立高等音楽院で教育学の学位を取得し、オルガンの教育活動に意欲的に取り組む。ボゴタのルイス・アンヘル・アランゴコンサートホール(コロンビア)でのサマーアカデミーの指導のほか、トゥーロン地方音楽院では主任教員を務める。教育活動の傍ら、ソロとしてだけではなく、クレマン・ソーニエ(トランペット)、フランソワーズ・マッセ(ソプラノ)、パリ・グレゴリオ合唱団といった著名な音楽家と世界各国で演奏活動を行っている。
2023年には、エクス=アン=プロヴァンスで開催される2023国際オペラフェスティバルで、フランス人作曲家マイアベーアのオペラ『預言者』のオルガンパートをエマニュエル・アルケリアンと共に演奏。ザルツブルグ大聖堂のオルガンフェスティバルに参加した後は、フランス、サン=マクシマンのサマーオルガンアカデミーにて掉尾を飾った。
札幌市民へのメッセージ
札幌市民の皆様、そして現在の専属オルガニストに心からのご挨拶を申し上げるとともに、皆様がすべてのスタッフと共にKitaraで素敵な時間を過ごすことができますよう願っています。私がオルガニストを務めていた1998年の冬に、札幌の大雪と雪まつりの美しさに驚いたことや、冬の寒さになかなか慣れずにいたことが思い出されます。ガンバッテクダサイネ!