第10代 シルヴァン・エリ Sylvain Heili
略歴
任期:2007年9月~2008年8月
フランス出身。ティエリ・コラスとフランソワーズ・ベルフルールにピアノを師事。後に、リール音楽学校にてジャン=ミシェル・ダイエスのもとで研鑽を積む。
1989年、国立ランス地方音楽院でオルガンを始め、オリヴィエ・ラトリー、ジャン=フィリップ・フェッツァーに師事し、94年に金メダルを受賞。その後、2年間のうちに優秀な成績で学士号を取得し、さらにピエール・メアのクラスにおいて上級学士号を取得。
97年にはリヨン国立高等音楽院に入学し、3年間、ジャン・ボワイエやリスベス・シュルンベルジェのオルガンクラスで学んだ後、2000年に音楽高等教育国家免状を取得。
2007年、札幌コンサートホールKitaraのオルガニストに就任中はオルガン指導だけでなく、数々のホールでリサイタルを行い、NHK交響楽団とも共演。
帰国後、2009年4月にリヨン国際オルガンコンクールの解釈賞で準優勝を獲得。
ランス大聖堂のオルガニストを経て、現在はサン・レジェ・ド・ランス教会のオルガニストを務める。
札幌コンサートホールKitaraで1枚、『The Musicians and the Great War』コレクションの一環でHortusレーベルから2枚、計3枚のCDを制作。
現在は、ドゥエ地方音楽院のオルガン講師兼バレエクラスのピアノ伴奏者を務める。
リール国立管弦楽団から定期的に招かれ出演しているほか、2016年のノートルダム大聖堂など、フランス全土で開催されるオルガンコンサートやドイツ、ベルギー、日本といった世界各国で演奏を行っている。
札幌市民へのメッセージ
日本での1年間は、人としても音楽家としても、私の人生で最大の冒険となりました。
Kitaraの美しいホールと壮大なオルガンに、いつも懐かしく思いを馳せています。いつかまたKitaraで演奏できたらとても嬉しく思います。
これからも、たくさんのお客様がコンサートを聴きに来てくださることを願っています!
私は、皆さんからの信じられないほど温かい歓迎を今でも覚えています。