第16代 オクタヴィアン・ソニエ Octavian Saunier
略歴
任期:2013年9月~2014年8月
ルーマニア生まれ。フランスで育つ。5歳でピアノをはじめ、10歳の時、ラ・ロシェルの音楽学校のオルガン・クラスに入学し、オルガン及びフォルマシオン・ミュジカル(フランスの新しいソルフェージュ)の音楽研究資格を取得。2004年からトゥールーズ国立地方音楽院のミシェル・ブヴァールのクラスで学び、オルガン免状を取得。06年、リヨン国立高等音楽院のフランソワ・エスピナス及びリーズベット・シュルンベルジェのオルガン・クラスに審査員全員一致で入学。11年、第2課程を修了(20世紀におけるオルガン編曲を研究)。
ソロコンサートの他、合唱や室内楽、オーケストラと共演。ピアニストのディミトリ・パパドプーロスとは、ピアノとオルガンまたはハーモニウムのデュオで、幅広いプログラムでの演奏活動を行っている。12年と13年にはリヨン国立管弦楽団からの招聘を受け、ヤナーチェク「タラス・ブーリバ」、バルトーク「中国の不思議な役人」他で共演。リヨン歌劇場ではティエリー・エスケシュ作曲のオペラ「クロード」に参加(世界初演)。また、リヨン・カトリック大学合唱団、サン・ジャン大聖堂の混声合唱団では伴奏者を務め、ローマのサン・ピエトロ大聖堂などでコンサートを行っている。教育活動にも熱心に取り組み、フランスのリヨンとメクシミシューの音楽学校で教師を務め、ピアノとフォルマシオン・ミュジカルの指導にあたっている。