安永 徹氏、市野あゆみ氏が、札幌コンサートホールのアソシエイト・アーティストに就任

 札幌コンサートホールでは、安永 徹、市野あゆみの両氏に、札幌コンサートホールのアソシエイト・アーティストとして、当ホールでの音楽活動を通じ、札幌の文化振興にご協力いただくことになりました。
 おふたりは、平成9(1997)年のKitaraオープン年から今日まで、Kitaraのステージで数多くのすばらしい演奏を届けてくださっています。今後も、その豊かなご経験とご見識を基に、以下のような演奏及び教育的活動をおこなっていただく予定です。

 ◆ピアノとヴァイオリンのデュオ・コンサート
 ◆札幌交響楽団との共演
 ◆札幌交響楽団等オーケストラのメンバーとの室内楽演奏会
 ◆札幌の演奏家を対象にした演奏指導


【プロフィール】
安永 徹 (ヴァイオリン)
Toru Yasunaga
 1951年福岡に生まれる。1964年より江藤俊哉氏に師事。桐朋学園高等学校音楽科を経て、同大学音楽学部入学。在学中の71年に第40回日本音楽コンクールで第一位受賞。74年に同大学卒業。75年にヨーロッパに渡りベルリン芸術大学に入学、ミシェル・シュヴァルベ氏に師事。77年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、83年より2009年まで同楽団の第一コンサート・マスターを務める。
 83年~99年までベルリン・フィル弦楽ゾリステンのリーダーとして、96年~2001年までベルリンフィル・カンマーゾリステンの第一ヴァイオリン奏者、又、ソリスト、室内楽奏者としてヨーロッパや日本その他各地で多くの演奏を行なっている。
 市野あゆみとの共演によるシューマン、R・シュトラウス、フランク、ベートーヴェンのソナタ(ポニーキャニオン)、「ベスト・ライヴ・コンサート」「ベルリン・フィル カンマーゾリステン ライヴ・イン・ベルリン&東京」(ライヴノーツ)、「木もれ日の径・ソナタと小品集」(ALM)、又、オーケストラ・アンサンブル金沢とのライヴ録音(ワーナー・クラシックス)等、多数リリースされている。
 2006年より洗足学園音楽大学・大学院客員教授。


市野あゆみ (ピアノ)
Ayumi Ichino
 東京芸術大学付属高校で田村宏氏に、同大学で安川加寿子氏に師事。在学中に安宅賞を受賞。東京芸術大学卒業後、フランスでピエール・バルビゼ氏に師事。
 1978年、マリア・カナルス国際コンクールに入賞。78年よりベルリン芸術大学に於いてクラウス・シルデ、クラウス・ヘルヴィッヒの両氏に師事、86年、同大学でのソリスト・コンサート試験に最優秀で卒業。マスタークラスでマリア・クルチオ、ジョルジュ・シェベックの各氏に師事。91年より96年までベルリン芸術大学講師を務める。96年~2001年、ベルリン・フィル カンマーゾリステンのピアニストとして、又、ソリスト、室内楽奏者としてヨーロッパや日本他で多くの演奏を行なっている。安永徹との共演によるソナタ(ポニーキャニオン)、「ベスト・ライヴ・コンサート」「ベルリン・フィル カンマーゾリステン」(ライヴノーツ)、「木もれ日の径・ソナタと小品集」(ALM)、オーケストラ・アンサンブル金沢とのライヴ録音によるモーツァルト、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲(ワーナー・クラシックス)等、多数リリースされている。
 2006年より洗足学園音楽大学・大学院客員教授。

(写真は2019年11月9日 札幌コンサートホールKitara
「安永 徹&市野 あゆみ デュオ・コンサート ~ベートーヴェン ピアノとヴァイオリンのためのソナタⅠ~」公演)