第4代 ファン・マリア・ペドレロ Juan María Pedrero

略歴

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任期:2001年9月~2002年8月

1974年、スペインのサモラ生まれ。ジョセフ・マリア・マール・ボネット(オルガン)とラモン・コール(ピアノ)に師事し、バルセロナのリセオ高等音楽院を卒業。修士課程に進みミヒャエル・ラドレスクのもとでバッハのオルガン音楽を学び、マール・ボネット教授のもとでイベリア音楽を専攻した。フランスでは、フランソワ=アンリ・ウバールのもとで学び、オルレアン国立音楽院でプルミエ・プリを受賞した。また、パリではマリー=クレール・アランに師事。2000年にはフランス全音楽院オルガンコンクールで1位を受賞。

帰国後は、ヨーロッパ全土、ロシア、カナダ、キューバ、エクアドル、メキシコ、フィリピンで演奏を行っている。オーケストラとの共演経験もあり、札幌交響楽団やPMFオーケストラ(いずれも2002年)、コシツェ・フィルハーモニー、ムジカ・エテルナ・ブラチスラヴァのバロック・アンサンブルと共に演奏。

グラナダ王立芸術学院のメンバーであり、2004年からはグラナダのコンセルヴァトワールでオルガン講師を務めている。グラナダの国際オルガンフェスティバルではアートディレクターを、19年に立ち上げたカスティーリャでのサマーオルガンアカデミーでは講師を務める。また、スペインの歴史的なオルガンに対するアドバイザーの立場も担う。バリャドリッド大学、スペイン音楽で修士号を取得。

札幌市民へのメッセージ

私が札幌で過ごした1年間には、貴重な経験と素敵な思い出がたくさんあります。札幌市民の皆様とKitaraに感謝しています。この素晴らしいコンサートホールとオルガンを享受できる札幌の皆様は幸運です。札幌の冬はとても寒いのですが、人々の心はとても温かく豊かです。