札幌コンサートホール専属オルガニスト
Kitaraのシンボル的存在、大ホールのパイプオルガンの魅力を広く深く活用し、世界へ向けて発信する札幌コンサートホール専属オルガニストを、ヨーロッパから毎年招聘しています。これまで25人の若く才能豊かなオルガニストを迎えました。歴代専属オルガニストは、Kitaraでの一年間の活動をきっかけに大きく成長し、魅力あふれる音楽家として羽ばたいてゆきました。現在の専属オルガニストと、世界各地で活躍する歴代のオルガニストたちをご紹介します。
現在の専属オルガニスト
ファニー・クソー Fanny Cousseau
第25代(任期:2024年9月~2025年8月)
フランス生まれ。パリ13区モーリス・ラヴェル音楽院にてピアノをカリーヌ・ザリフィアンに、伴奏法をクロード・コレに師事し、パリ地方音楽院ではオルガンを学び、いずれも音楽研究資格を取得。サン・モール・デ・フォッセ地方音楽院ではピアノをクリストフ・ブクジアン、オルガンをエリック・ルブランに師事し、2017年、最優秀の成績で修了。リヨン国立高等音楽院ではフランソワ・エスピナス、リズベズ・シュルンベルジェに師事し、19年、オリヴィエ・メシアン国際コンクールで第4位に入賞するとともにオリヴィエ・メシアン作品最優秀演奏賞を受賞。新たな地で気づきを得たいと考え、エラスムス交換留学中にオーストリアのウィーン国立音楽大学でジェレミー・ジョセフにオルガンを師事。その後、リヨン国立高等音楽院で22年にオルガン修士、24年に教授法修士課程を修了。
これまでに、リヨン国立歌劇場やシャルトル大聖堂、アルジェリアの在トレムセンフランス領事館など多岐にわたる会場でリサイタルを行うほか、フランス国内の合唱団やオーケストラと共演している。また、教育活動にも熱心であり、ルヴァロワ=ペレのモーリス・ラヴェル音楽院ではオルガンを、リヨンのフランス・ハンガリー音楽学校ではピアノを指導している。オルガンの普及を目指し、定期的に文化交流ワークショップを開催している。
現在はパリのポール・ロワイヤル教会の正オルガニストを務め、2018年からはポール・ロワイヤル・ミュージカルの音楽監督も務めている。
歴代札幌コンサートホール専属オルガニスト紹介
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第24代ウィリアム・フィールディング
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第23代ヤニス・デュボワ
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第22代ニコラ・プロカッチーニ
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第21代アダム・タバイディ
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第20代シモン・ボレノ
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第19代マルタン・グレゴリウス
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第18代ダヴィデ・マリアーノ
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第17代ジョン・ウォルトハウゼン
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第16代オクタヴィアン・ソニエ
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第15代マリア・マグダレナ・カチョル
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第14代フロラン・ガリエール
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第13代コラリー・アメジカン
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第12代ローラン=シプリアン・ジロー
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第11代シンディ・カスティーヨ
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第10代シルヴァン・エリ
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第9代ギラン・ルロワ
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第8代イェンス・コルンドルファー
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第7代マテュー・マニュゼスキ
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第6代ジャン=フィリップ・メルカールト
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第5代モニカ・メルツォーヴァ
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第4代ファン・マリア・ペドレロ
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第3代ファッサン・ラスロ
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第2代イヴ・ラファルグ
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第1代パスカル・マルソー