第17代 ジョン・ウォルトハウゼン John Walthausen

略歴

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任期:2015年9月~2016年8月

1991年、ニューヨーク生まれ。オーバリン大学にてオルガンとチェンバロを学び、学士号取得時に、全米名誉音楽家協会のメンバーに選出される。 2011年、パリ国立高等音楽院に入学、オルガンをオリヴィエ・ラトリー、ミシェル・ブヴァールに師事。2013年、最優秀(トレ・ビアン)の成績にて修士課程を修了後、バーゼル・スコラ・カントルムで古楽を研究。オルガンをロレンツォ・ギエルミ、チェンバロをイェルク・アンドレアス・ベッティヒャーに師事。

欧米の各都市でリサイタルを行うほか、アメリカン・ギルド・オブ・オルガニスト主催による若手オルガニストを対象にしたコンクールやピエール・ド・マンシクール国際オルガンコンクールで1位を獲得。

札幌コンサートホール専属オルガニスト就任中、同ホールのオルガン(アルフレッド・ケルン社製の4段の手鍵盤)で演奏や録音を行うだけでなく、日本全国で演奏を行った。2016年には、札幌コンサートホールよりデビューCD 『De Fil en Aiguille ― 紡ぐ』をリリース。

帰国後は、ニューヨーク、ボストン、ワシントンD.C.、ニューオリンズ、ビクトリア(ブリティッシュコロンビア/カナダ)、シンシナティ、ボゴタ(コロンビア)などで演奏を行う。また、テキサス東部オルガンフェスティバル、パシフィック・バロック・フェスティバル、パリ・デ・オルグ、トゥールーズ・レ・オルグ、トゥール・バッハ音楽祭、インスブルックの国際マイスター・オルガニステンにも出演。

コラボレーションを得意とする演奏家としても注目を浴びており、近年ワシントン・バッハ・コンソート、ニューヨーク・バロック、バロック・バンド、マウンテンサイド・バロック、ヴァリアント6などのアンサンブルに通奏低音として出演。2019年には、バロックヴァイオリン奏者のエヴァン・フュー、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のエレナ・スミスとアンサンブル「Filament」を結成。2022年には、デビューアルバム用にディートリッヒ・ブクステフーデのソナタ集 作品1を録音し、2023年にリリース予定。

現在はコンサート活動に加え、ペンシルベニア州フィラデルフィア、ジャーマンタウンにある第一長老教会で音楽ディレクターを務める。