第21代 アダム・タバイディ Adám Tabajdi

略歴

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任期:2019年9月~2020年8月

1993年、ハンガリーのデブレツェン生まれ。幼少期よりピアノに親しみ、2011年よりリスト音楽院にて、ザボ・バラージュ、ルッペルト・イシュトヴァーン、パールウール・ヤーノシュ、ファッサン・ラスロにオルガンを師事。在学中からフランスやドイツを訪れ、歴史的オルガンについて学び、学士および修士課程を修める。16年よりパリ国立高等音楽院にて、オリヴィエ・ラトリー、ミシェル・ブヴァール、ルイ・ロビヤールにオルガンを師事。また、即興をファッサン・ラスロ、ティエリー・エスケシュに、チェンバロと通奏低音をピエール・キャゼ、ティエリー・メーダーに学ぶ。在学中、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂やサン・セヴラン教会、サンジャン・ボスコ教会、パリ・ノートルダム大聖堂、シャルトル大聖堂などで多数コンサートを開催。

これまでにヴォルフガング・ツェラー、クリストフ・ボザート、ジグモンド・サットマリー、デイヴィッド・ヒッグス、ハンス=オラ・エリクソン、トン・コープマンら著名なオルガニストたちによるマスタークラスを受講。フランス財団およびタラディ財団(フランス)から奨学金を授与され、またアニー・フィッシャー音楽奨学生(ハンガリー)となる。2017~18年にはパリ・ノートルダム大聖堂初のオルガニスト研修生に選ばれた。

2020年には、交響詩の編曲や自身が編曲したバルトークの舞踏組曲を含むCDが札幌コンサートホールKitaraから発売された。帰国後の2021年、第13回トゥールーズ国際オルガンコンクールで優勝および聴衆賞受賞。

現在は、ブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学の博士課程に進学。

札幌市民へのメッセージ

札幌で専属オルガニストとして過ごした12か月は、とても優しい思い出として残っています。この素晴らしい国と社会を知る機会を得ることができて、とても感謝しています。この経験は、間違いなく、私の人生を大きく良い方向に変えました。コンサートホールKitaraの仲間たち、そして札幌の皆様に感謝しています。